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今週の「アイ love 授業」……中学生の愉快な日常です

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2021 ・2学期




November







11・27
修学旅行で帰って来て、
携帯を持ってきた女の子に、厳重注意。
ルール違反と言うよりも、
実行委員が何日もかけて、
コロナ下でどうやって、過ごすのがいいか、
それを決めて、みんなで守る意義を伝えて
そうして出かけたはずなのに、・・・
そうした努力や
同室の子たちに対して、
「告げ口はしたくないから、あえて言わない」
そんな後ろめたい気持ちに
させてしまったことを、
心の痛みとして感じて欲しいと言いました。
彼女は狼狽して涙。

しかし、これで終わらず、
その話の時に、次の週の保護者が来れる時に返すと
言ったのですが、・・・
すぐに電話がかかってきました。
よくあるパターンです。
やっぱりそう来たか、
携帯中毒の子どもたちに勝てない保護者の方々は
子どもたちに懇願されて、
すぐその日のうちに、取りに来るのですね・・・・。

そのあともそれだけじゃすみませんでした。
ちょっと心配していました。
自己肯定感がうすい彼女は、
ずっと、気にするのではないか・・・

そう思っていたら、やっぱり、
その次の週から、お腹が痛いと休みの電話、
1日おきぐらいに休んだり、遅刻したり、
早退したり、・・・
保健室の先生が聞いてくれたら、
やっぱり、「先生たちに嫌われているのじゃないか、
私は、学年の先生全員から悪い子だと思われているのじゃないか、
きっとそうだろう・・先生たちが怖い・・」

そう保健室で泣きじゃくったのは、
合唱発表会が3~4時間目、
午後からは他の子たちの三者面談の有る日の
当日です、なんと。
その1時間目の休み時間。
次の時間が空き時間だった私は
保健室の先生の知らせで保健室に急行。

ここからは、私マジックの腕の見せどころ。
泣きじゃくっているので、背中をさすり、
泣いている理由を聞いて、慰めの言葉、
「あのね、先生たちは、決してあなたのことを、
 嫌いなわけじゃないよ。私もあなたのことが好き。
 だから、クラスの役目をたのんだでしょう?
 冷静で、しっかりしているから信頼してる。
 でも、先生という仕事は、
 子どもたちを叱る仕事もしなくちゃいけない。
 どうして携帯持って来ちゃいけないか、わかってるよね。
 いろんな中学生のトラブルをいつも話してるよね。
 だから注意したんだよ。

 先生に一回も叱られたことのない人、
 いないよ、叱られて、大きくなるのが子どもの仕事。
 だから、先生たち、あなたのことを、
 悪い子だと思ったり、嫌いだと思うわけがない。
 
 それと、あなたは、わりに、考える習慣として、
 失敗しちゃったときに、くよくよ、いろいろ考える方でしょ?
 私も、ずっとそうだったけど、大学生の時に、
 やってみてから考えるっていう先輩に会って、
 そうやってみたら、すごく楽しくなったよ。

 失敗した時に、反省するのも大事だけど、
 それが終わったら、前のこと、これからのことを考えるのが大事、
 そうしないと、人間って生きていけない生き物なんだよ。」
とまあ、こんなことを、こんこんと説明しながら、・・・

泣きやんだら、「散歩に行こう」と言って、
腕を組んで連れ出し、廊下を往復したり、
日当たりのいい昇降口にでて、
日向ぼっこをしながら、背中をさすりながら、
ずっと話してあげました。
そうしたら、ようやく「教室に戻れる」という話に。

「よーし、これで、クラスの子ども達、
 長欠の子たち以外は、一応そろったな」という状態で、
合唱発表会を迎えることができました。

11・23
修学旅行が終わって、ハッピイエンドだと思ったでしょう?
そうはいかなかったんです。
やっぱり!

必ず起きる、ハプニング、そして、事件!
期待を裏切らない中学生。
だから、飽きさせてもらえない。

また、こういう先生がいるんです。
摘発して、鬼の首捕ったというように、
報告してくれる先生。

みんな、幸せの笑顔になっていた旅行ですが、
「残念なことに、先生見つけてしまいました」と
笑顔で報告に来てくれる女の先生。
笑顔でいるところが曲者ですね。
こういう人は、はたから見るとしっかり者でしょうけれど、
私は、教員という仕事は合ってないのではないかと
思っています。

だって、本心が現れていますから、
担任に報告するのに、笑顔ですから・・・。

ベテランの醉いも甘いもわかった先生なら、
苦笑しながら言うでしょうけれど、
こっちのハッピイな気持ちがわかっているから、
ここまでこぎつけるまで、どれだけ大変かが、
お互いわかっているから、そういう思いやりが、
苦笑になるはずですから・・・。

ところが、「先生、見つけてしまいました。
こそこそと、隠そうとしていたので、
携帯とトランプ見つけました」

ということは、つまり、声もかけず、か、
声をかけても間髪を入れずに、
突然部屋に入ったということですよね。
ねらいはどこにあるんでしょうか?
それを楽しみにしているようじゃ、
教師はお終い?と思ったりします。

でも、見つけてくれた先生に文句を言ってもしょうがない。
携帯もトランプも持ってきた方が悪いのだから。

さて、もう一人いたんですよ。報告してくださる方が。
それが何と保護者、
修学旅行から帰りついた学校に、
おいでになっていました。
そして、ありがたいことに報告。
「修学旅行中から、インスタグラムにアップしていた子がいます。」
管理職が「誰ですか?」
「私の口からは言えません。
 誰から聞いたというのも聞かないでください。
 それを言ってしまうと、肩身の狭い思いをするので、子どもが」

旅行中も、発熱した子が出たり、
旅行先ごとに検温、
そしてバスに酔う子が多数出て、
どの教員も背中をさする子が各クラス出るし、
いつもは参加しない長欠の子たちも、
わりに多く参加していたので、いろいろ気遣いながら、・・・
夜中の2時過ぎまで打ち合わせや
ひとことを書いてあげていて、
遅くまで一泊二日でも仕事をしていた教員たち、
帰りついてホッとしていた教員みんな、
う~~~んと唸ってしまいました。

そして、1日たたないうちに、
携帯を持ってきた子が、わがクラスだったこともわかり・・・。

修学旅行中に携帯持ってきた子についても
このあと、いくつか、右往左往。

中学生の携帯を禁止にしてほしい。
これって、ファシズムじゃないですよ。
フランスなんて、収入の無い子どもが持つ物じゃないと、
持たせないそうですから。
当然じゃないですか。
責任が取れないのだから・・・。
危険があるのだから・・・。
ああ、そうなってほしい。
我が娘も、20代半ばなのに、
携帯中毒ですから。
高校からでも、十分携帯中毒です。


11・12
修学旅行、大成功でした。
何と言っても、2年以上ぶりの集団でお出かけ。
2年の時の校外学習は中止。
2年待たされた挙句の、友達とのお泊りですから、
盛り上がらないはずがありません。

でも、バスの中は私語禁止、おやつ禁止。
ホテルの中の部屋の行き来の禁止。
だから、バスの外に出た時の見学先の自由だけ。

バスの中をどう過ごすのかが大問題。
保護者会でも、酔いやすい子にどうするのか、
好きな映像でも見せてもらえないかとか、
それこそ保護者からの質問でしたが、
今は著作権のために禁止。

許可を得て使用料を払っている映画を見ることになっていました。
ところが、これが大好評。
だって、ディズニーの「美女と野獣:実写版」と、
「リメンバーミ―」を見られたのですから。

さらに、牧場でやったオリエンテーリング。
これが、見ていても気持ちが良くなるほど、
どのグループも男女仲良く和気あいあい。
それに比べて、同じ場所に来ていた
小学生や中1のグループは
「別行動しちゃダメだって言われてるでしょ先生に!」と
小さい女の子が怒鳴る声や、
「おれら、こっち行くよ。行かないのかよ」と
もめる声・・・。
中3になると、お互いを認め譲り合うことも覚え、
写真をたくさん仲良く撮っている。
おやつも無しなのに、楽しそう。

また、ここには小さな遊園地があり、
ジェットコースターや観覧車があった。
5000円のお小遣いを存分に使い、
300円払って乗車したり、
300円のソフトクリームを食べたり、
お土産を買ったり・・・
この遊園地の乗り物が、大規模ではないだけに、
ちょっと怖い。ガタガタいって、スリル満点らしかった。
大笑いして、キャーキャー言って
友達、班のメンバーで盛り上がって
とても楽しそう。
楽しもうという気持ちで全員が来ているので、
その気持ちが全体を盛り上げていたよう・・・
私たち教員も苦労したかいがあったというもの

行く前に集会で
「どこへ行くにも友達と行けば必ず楽しいもの、
 京都に行けなくなったからって、
 遊園地に行けなくなったからって、
 マイナスに考えずに、
 みんなでいい思い出作ろうと思えば充実するはず、
 そうやって、努力すれば、楽しめるんだよ」
そう、呼びかけたとおりになった。

もう、たくさんの、何百人もの笑顔を
ず~~~~っと、一日見ていて、
私たちも大満足だった。

ホテルに着いた時、男子の一人が、
こう、私に話しかけた。
「先生、楽しくて楽しくてたまらない。
 どうしたらいいかわからないくらい」
中三の男子がこう言うなんて、
最高ですね。
してやったり!!!!


11・8
女子の部屋決めをどうやって解決したか?
集めてひとこと言いました。
「あなたたち、忘れているけど、
 修学旅行の班決めした時、
 みんな班女子3人ずつだったから、
 その時がまんした人たちが、
 6人ぐらいいたよね。
 その人たちの気持ちを聞いて、
 希望を第一優先にすべきでしょ。
 自分のことだけ考えているんじゃないよ!!」

まだ、まだ、女子は、1年半たっても、
言っていることと考えていることと、
ホントの心は、許してない関係があるんですね。
取り繕うところはうまいけれど、・・・
聞かれれば、「大丈夫」って言うくせに、
大丈夫じゃない、それでいてホンネは出せない情けなさ。

これは、すべて、SNSのせいでしょう。
全く困ったものだ。

その後、すんなり決まって、
いざ、修学旅行へ。
さて、修学旅行はどうなったでしょうか?
行ってきたのは10月の最後でした。

とにかく行くまでの、教員の準備が大変。
そのための新たな、しおりづくり、
消毒用のスプレーを学年分全員用意しようとしたら、
そんな数は、今は売らないそう。
つまり、そんなに買い占めてはダメだということで、
一人ずつのスプレーに、
担任が36人分消毒液を詰め替える作業も入り・・・、
さらに、行く直前は2週間、朝と、給食準備中に、
検温を実施・・・大変、大変!!!

学校トップは、バスを倍の台数
どうしても確保したかったらしいが、
そんなの無理に決まっている。
20台近いバスが連なって、高速道路を
走って移動できるはずもなし・・・。
そんなあせる管理職は、一人でやきもきしてもらい、
私たちはやることが山ほどあった。

さらに、コロナのための事前の打ち合わせ・・・
日程のどこで検温、消毒するのか
また、修学旅行の最中に、
発熱する子が出たら、どうするのか、
同じ部屋の子たちは、濃厚接触者になるのか、
PCR検査を受ける必要があるのかどうか、
それは、どこが決めるのか?
発熱した子を、親に迎えに来てもらう時、
そこの場所で待機して親を待つのは教員の誰が担当するのか、
その時に使う交通手段は?費用は出るのかどうか?
そのためのコロナのための保険はあるのかどうか?金額は‽
果てしない疑問と対応を考える毎日。
連日の残業、残業残業。

さらに、帰ってきた翌週月曜日には、学年進路会議で残業。
(実際帰りは10時になりました。・・・通勤時間2時間かかるので)
進路会議の翌日からは三者面談が続けて5日間。
そして1日後に期末テスト!オー何という日程だ!

地獄のような準備期間でした。
進路会議用の資料作りは、担任しかできない。
進路希望調査から、全員の分の成績と希望を入力して、
さらに、私立高校でどの成績なら推薦をしてもらえるのか、
修学旅行から帰って来た翌日は
寝呆けましたが、翌日の日曜日は、徹夜して、
新採用の先生たちの役に立つ資料を作りました。

そして、三者面談が月火で終わるとその週末が期末試験。
テスト問題も作らにゃいかん!
進路会議資料と三者面談用の資料を頭に詰め込み、
テスト問題を作る・・・修学旅行の前から
終わった後も2週間、残業のし続け。

生きた心地がしなかった3週間でしたが、・・・

さて、修学旅行はどうだったと思いますか?
子どもたちはどうなったでしょう?
そして合唱発表会は?
そして、さらに続くテストの採点作業と成績つけ・・・。

11・7
さて、修学旅行の部屋決め、そしてバスの座席決め。
男子はすんなりと決まった。
もう、お互い気心が知れているから、
お互いのグループを尊重して、
一人になりたい子は一人で、
一番バスの座席の後ろに陣取っている。
それもまた良し。
暴れん坊だった子も
受け入れてくれているのがわかっているから、
文句は言わない。
それだけじゃなく、
以前私に苦情を言っていた子、
すぐ手を出すから嫌だと言っていた子が、
暴れん坊の彼氏と、部屋やバスの座席に一緒になり、
私の方が、大丈夫?と勘繰りましたが、
老婆心だったよう。

一方、座席決めも部屋割りも、
らちが明かないのが、女子。
自分たちは大丈夫だと言っていたのに、
二人のペアを絶対崩さない。

何せ、コロナのために、
今回の修学旅行の部屋は5人部屋を3人で使う、
全部が3人部屋なのです。
すごくぜいたくな空間に・・・。

ところが、女子にとってみれば、
トイレに行くのも離れない、そんな仲良しのペアが、
引き離されるのは絶対嫌だと・・・
いつまでたっても、
1時間半かかっても、決まらない。
その上、「先生が、男子との話し合いに
時間を使ったから、他のクラスより時間が足りない」
・・・・・・・
さすが、女子、口は十分だし、人のせいにするし、
したたかさは、おばさん並み(自虐ネタですね)

また、また、頭に血が上る。
わがままなのは、あんたたちでしょう!!!!???

でも、言いませんでした。
同じ程度になり果てて、ケンカになってしまうし・・・。



11・6
この日、悪口を言ってなかった方の男子の集団にも、
彼らは謝って、仲よくしようということになったらしい。
自分たちが、ちょっと大きな顔をして、
みんなに嫌な気持ちにさせたかもしれない、
ごめんなさいと、謝ったらしい。

私は、席をはずして、クラスのトラブルは
一件落着になった・・・。

でも、最初のスタートでは、
言い逃れしそうだった男子たちが、
真剣に受け止めなかったので、
大声で怒鳴ってしまった。
「私が怒っているのがわからないのか!
 これだけ1年半、コロナの中で、
 一緒にいるということが、
 いっしょの時間を過ごすということが、
 どれだけ貴重なのか、何度も何度も言ってきたはず、
 それなのに、懲りずにこんな態度をとるなんて、
 絶対許さないから!
 真剣に考えろ、他の先生より、怖いんだから!!」と、
ファイルを教卓にたたきつけて怒鳴った。
しかも、命令口調で、怒鳴り言葉で。

・・・今考えてみると、
この時、確かに、少し演技は入ってました。
でも、確かにこうした男子の幼さにあきれ果て、
怒り心頭だったことも確か。

以前にも書いたかもしれませんが、私が受け持ったクラスの中で
仲が悪い方のワースト2番目のクラスだと、
この時までに何度も何度も、子どもたちに説教していた。
体育祭の時にも!
それなのに、挙句の果てに、合唱祭もか、と絶句していた。

だから、この日は、年甲斐もなく、全力で怒鳴り、
熟考して、作戦も立て、・・・・・そうなので、
ほとほとエネルギーを使い果たし、疲れてしまった・・・。

確かに、一件落着。
このあと、クラスの仲が良くなったのは、良いことです。

でも、話し合いを終わったとたんから、男女が仲よく
談笑し始めたのは、どういうことでしょうか?
全然予想していなかった。
えっ、ほんとう?この光景は?という感じ。

そんな簡単なことだったなら、
そんなに簡単に乗り越えられる壁だったなら、
自分たちで、解決してほしい。

今、この時のトラブルから
2週間以上たっているが、
仲が良すぎて、うるさくてしょうがない。
どうしてくれようと思うくらい、ちょっと憎らしい。
黙って食べなきゃいけない給食の時でさえ、
おしゃべりしてクスクス笑っている。

ダメだって言っているでしょ、黙食なんだから・・・。

なんだか、私だけ骨折り損のくたびれ儲けしたようで
すごく損した感じ。
私が悪者だっていう感じで・・・
そうは言わないけど、
いつも解決してくれるのは、先生ということで、
成長してくれない、孫の年齢に当たる子どもたち。
ほんとうに、何と言ったらいいのでしょうか?
苦笑。
ひとりごとで、
「全く困ったものだ」しか言えない。
プンプン怒るしかない。


11・5
女子全員に、あだ名をつけられての気持ちを
言ってもらう。
ここにいたっても、もじもじする子は後回し。
私は知ってますよ。
これは、怖いからではなくて、
ちょっといい人ぶりたいからでしょう?

冷静な女子の方から言ってもらうと、
とてもいいことを言う。
もう、三年にもなって、幼いことはやめた方がいい。
私は気にしてなかったけど、きっと傷ついた人がいたはず。
くだらないからやめた方がいい。
感極まって(言いたいことが言えるか、感情が高ぶり、)
泣き出す子も出始める・・・
言われる方の男子は、最初は神妙にしていただけだったが、
これだけ女子全員に言われると、顔が青ざめていく。

・・・厳しい言葉を、そうまで言われて、
男子は平身低頭だった。
すみませんでしたと何度も何度も頭を下げる。

私の方から言い訳は封じた。
「今さら、誰がやり始めようと言ったとか、
 誰があだ名をつけたとか、僕は呼ばなかったとか、・・・
 そんな言い訳は一切聞きたくない。
 体育祭に、一生懸命走っている女子に、
 そうやって、バカにしていたり、
 それを止めなかったというだけで、それで十分。
 とめなかったのは確かですね」と確認した。

その後、私は教室を出て、ほおって置く。
好きなだけ話し合いができるように・・・。
さあ、どうだ。男子、女子の怖さがわかったか?



11・4
もう11月。
この間もめまぐるしくいろんな事件が多発。
書けることと書けないこととがあります。
でも、とにかく、愉快な日常?から報告しましょう。

前回の顛末の続きから。
男子のメンバーが、女子全員にあだ名をつけて、
笑っていたり噂したりしている・・・という話。
本当は中3にもなって男子が怖いとは情けない。
全員で抗議せよと言っているのにできないとのことなので、
女子全員と男子のメンバーが対決することに。

女子全員のあだ名・・・とは2年の時から聞いていたけど、
それをいまだに言っている・・・と聞けば、
私だって女の敵には、頭に血が上ります。

総合の時間で対決することにした。
だって、修学旅行の部屋決めの時間だから、
まずそちらの解決が先でしょう。

男子は、放課後に呼び出されて、四の五の
言い訳を言うつもりで身構えているので、
そこは熟練の技、不意打ちと
言い逃れできない多勢に無勢で・・・作戦勝ちをねらう。

関係ない男子は、別室にて、
バスの座席や部屋決めを勝手にしててもらう。
そちらも、今まで肩身の狭い思いをしてきたから、
とてものびのびと嬉しそうだった。


October



10・23
全校合唱祭は中止になった。
でも、三年生だけ、発表会になる。
それでも、大変なことに。
合唱練習は、教室では一切しない。
音楽の時だけ。

指揮者が問題だった。
すったもんだで、やってもいいと言う子が
煮え切らず、1ヶ月前になっても
やってくれるのかやってくれないのか、・・・。
その理由が、男子が歌ってくれそうもない。
何を陰で言われるかわからない。

男子が女子の悪口を言っている、だから怖い・・・
それを、半年以上聞いてきた。
その度に、女子が集団になれば強いはず、
そう言ってきたのに、ちっとも前に進まない。

女子の学級委員が、指揮をやるか迷っている子に、
私が聞くのが「かわいそう」と同情する。
同情など、誰でもできる、言葉に責任を持ちなさい、
そう言いたい、・・・。

そこで、女子を全員残すことにした。
「いまだに、男子が怖いと思う子は残れ」
そうすると、約半数が残る。
「陰でコショコショ悪口を言われるのが、怖い」

いまどきの子どもたちなので、
SNSで、「調子に乗ってる」とか、言われるのが、
いやみたい。

そこで、こしょこしょ陰口を言っていると女子が言う、
男子6人グループと対決をすることにした。
よく使われる言葉が、
「調子に乗ってる」「キモイ」「キショイ」・・・らしい。

1年半、クラスにとにかく「一人ひとりの個性を大事に」と
言ってきたのに、何たることか、
三年になっても幼稚すぎる!!

10・22
直前の準備で県内修学旅行の計画、
大変だった。
コロナ対策が何しろ、何度も学年会をやった。
だから、帰りが9時半を過ぎるのも何度もあった。
いつ消毒をするか、いつ体温を測るか、
食事はどうするか、バスの中はどうするか、
部屋はどうするか、どんな内容にするか・・・
ああでもない、こうでもない、
行っては戻り、戻っては進む。
とにかく、外での過ごし方、
一泊二日で牧場と地引網の体験に落ち着いた。

来週の二日間。
バスの中のおしゃべりダメ。
おやつも無し、部屋での飲食も無し。
それでも、少しずつ楽しみにしているみんな。
楽しみたいね。天気もよさそうだよ。

10・2
コロナと修学旅行と班替えで
・・・・ややこしいことになっている。
大騒動ですね。

県内の候補地の案を
保護者と子どもたちに説明したら、
違うところに行きたかったから行きたくない、とか
変えられないのかとか、
裏で噴出していたらしい。

一応、保護者の役員会などでていねいに説明し、
コロナ対策にも念入りに学年会で夜8時過ぎまで検討し、
それから資料を印刷して、コロナ対策だけで3ページにもわたる
説明資料を用意し、保護者会を開いたのに、・・・・

コロナが怖ければ、もちろん強制はできない、
欠席扱いにはしません・・・という説明をしたら、
行きたくないから、コロナのことにして休もう
・・・なんていう、
噂も飛び交ったらしい。

親の心子知らず、といけれど、私たちの意図も
全然伝わってなかったね・・・とがっくり。
修学旅行が、そもそも、行きたい場所に
全部中学でいけるなら、京都だけにはならないはず。
様々な制約があり、京都だって、
新幹線やホテルや交通機関、昼食場所・・・・いろいろ、
手配のさまざまな条件があるから、
そういう場所になっている。
今回だっていろいろな制約がある。

受験生だから、最大何月までに実施した方がいいか、
決定は何月までにしなくてはいけないか、
相手方で、体験的なことは全然受け入れていないし、
京都ほど班行動ができる地域は全然存在しないし、
移動はすべてバスだし、
・・・という
今の状況がわかれば、推測で、
私たちの苦労もわかったうえで、参加希望になったろうに・・・。

そこで、急きょ、集会をやり、子どもたちに説明した。
参加希望がほとんどになったけれど、
後味が、あんまりよくないです。

集会で話しました。
残念だという気持ちは、1回言ってもいいけど、
引きずらないで、前向きに、いい思い出を作ろう・・・
そういう気持ちで取り組もうね。

先生たちは、みんなそう考えているのを、ちゃんと信頼してほしいな。
もし、コロナで中止されても、他に楽しいことを
考えているんだから・・・。

September


9・25
そう言えば、班長も、私はこだわっている。
今まで選ばれていない人が班長になる。
そうして決めたので、今まで班長になったメンバーは、
クラスの三分の二を超えている。

後になるほど、班の編成は、難しい。
私の方で、一度もなったことが無い人を
班で、となりで、組み合わせないとダメ・・・と言い張る。

とにかく、平等を目指したい。
誰もが班長になって、誰とも話せるようなクラス・・・。
困難な私からの条件を、守ろうとして、
今回の班長たちもがんばりました。

でも、それで終わりじゃないのです。
今までも、苦情があったので、朝の会や昼休みに、
必ず1回発表する、そうしたうえで、
1日待って、その間に、どうしても・・・
「どうしても、この席では、明日から学校に来れない」と思う人だけ、
個人的に、私に言いに来ること。
その事情を聞いて、私も理解できたら、
微調整するから、言いに来るように・・・
と言うのです。
そうすると、必ず言いに来ます。

集団で、あそこはかわいそうだとか、誰かさんがかわいそうだ・・・
と言いに来るのは、無し。
嫌いだ、合わない・・・というのもダメ。

ただ、あるのです。
小学校の時にいじめられた過去があったとか、
暴力を振るわれて、トラウマになっているとか、・・・

それは、避けなくてはいけないので、
変える相手に了解を取って、私が調整します。

今回も何人か出てきました。
うまく調整できるかな、そして、私が納得させられるかな?

みんなには、新しい関係をチャレンジしてもらいたい、
まだ、一軍とか・・・口にする子どももいたので、
そんなまちがいを訂正させたい。
そう思っています。


9・20
席替えの話、続き
そこで私は、席替え、このメンバーになって
2年間で、班長を1度やった人はのぞいて、
班長を決めるようにしてきました。

さらに、今回は、同じ班になったことのない
メンバー同士を班にする。
今まで1年半で席替えは5回。
少ないでしょう?
それも子どもたちの不満の一つ。

以前の中学では、毎月席替えをしていた。
めんどうになった3年になると、
大したもんだと驚いたのだが、
女子の数人が、自分たちで、くじ引きを作り、
みんなに引かせて、自分たちで発表し、
あっという間に席替えを終えて、楽しそうにみんな座る。
それが、中三なら、できてしまう。
それを見ているだけに、私としては、
子どもを信頼していないようで納得できない。

しかも、そのクラスは超トラブルメーカーがいて、
家庭的にとても恵まれていない子だった。
お母さんが心の病で、入退院を繰り返していたせいか、
その男の子は、常に、私にかまってほしくて、
まわりに暴力的なちょっかいを出す、
学校のスイッチを毎日毎回何個も壊して回る。
携帯を持ってきて授業中操作しようとする。
でも、取り上げようとすると、彼との鬼ごっこが、
1時間中続いてしまう・・・・ああ、1時間どころじゃなかったか・・・
それで、もう、クラス全員で携帯をいじる彼を
無視することになってしまった。
無視していれば、授業中はいたずらしなくなった。
彼の席は真ん中の一番後ろに決まっていて、
女子がいつもそれはそのまま・・・
それが、奇妙に面白かった。

それほどまで、3年になると、
子どもたちは成長して、問題解決するから、
子どもたちにまかせたいと思う気持ちもある。

さて、今回の席替え。
もう、1年半一緒に暮らしてきたメンバー、
もう、誰がいっしょになっても、
仲良くできるだろうなあと思っていたら、
女子は違うらしい・・・。

以前、お医者さんからアドバイスを受けていたが、
この頃の女子は、ぴったりペアになった相手の子に、
女性のモデルを見て、学んでいくそうだ。
そのせいか、まだまだ、くっついたり離れたり、・・・
涙を出す女子もいて、3年生なのに・・・と私は不満。
でも、仕方ない、それが中学女子。
高校になると、ボーイフレンドに夢中になるから、
それほど繊細ではなくなる。
だから、今でも、ペアが変わってしまった女子が
泣きべそをかいてしまうことも・・・。

だからこそ、女子の班長たちが、いろいろ考える。
「ああ、この子とこの子は、オンリータイプだから、
 一人でも大丈夫」
「この子は、一人になったら、泣いちゃうかも・・・
 この子がいっしょなら大丈夫かな?」
「この列平和、ここ、ダメだ!こわいこわい」・・・

私からすると、すぐちょっかいを出して、
暴力を振るう男子と、誰が隣になるか?を気にするかと思ったら、
女子にとっては、同じ班が誰か、前と後ろが誰になるか、
話ができる人か、気まずいか・・・が重要らしい。

そうそう、今まで、男女の机はくっつけていたが、
コロナになってからは、そうはいかずに、
机は、個々に独立しているから、そうなるかもね。

ともかく、1時間半かかって、女子3人が、
女子の班と席を決めていった。
終わった後の彼女たちの感想。
「大変だったけど、これで、みんな満足してくれるよ。
 すごーく、頭使ったから疲れちゃった!」

ご苦労様でした。
いろいろ心配りして、みんなのことを考えてあげる
そういうメンバーを見ているだけで、
私はうれしくなってしまった。


9・19
席替えは一大イベントです。
本当はくじ引きにしたい。
でも、10年以上前から
子どもたちを御しやすい方法として、
席替えが、班長方式になった。
席替えくらい、担任裁量だったのに、
無難な方法として学年全体で採用するようになった。

こんな不平等なやり方は、
私は大嫌いだし、学年メンバーの数人は
くじ引きにしたいというのだが、
多数決をとると、班長方式がいいと言うし、
まず新採の先生が来て、
子どもたちにくじ引きと押し切られると、
学級が荒れ始める・・・・。
足並みそろえた方が、学年やクラスが荒れない・・・
という言い訳で、こんなやり方が「横行」することになった。

全国的に増えているのじゃないかと思う。
自己規制、学年同一歩調、の考え方は、前からだが、
「くじ引き」で決めると、ベテランが
「ああ、あのクラスくじ引きで決めたのか」と
それなりに納得するような顔をし始めた。
担任が制御できていないクラス・・・のように見る、
そんな風潮・・・・違うと思う。

私から見ると、くじ引きで席替えをしたクラスの状態を
御せないようでは、先生とは言えないんじゃないかと思う。

何より、いつも同じ班長(班長は推薦なのだが)が、
クラスのメンバーの中から、班のメンバーを
選び、取っていくような気がして、
クラスで友達が少ない子や、トラブルメーカーの存在が
子どもたちにとっても、はっきり目に見える形になってしまう・・・
さらに、班長の優越感やクラスの階層性を助長するようで
大嫌いなのです。

何より、子どもたち、とくに保護者から不評。
不公平感が何よりなのです。
みんな言う。くじ引きなら、しょうがない。
あきらめて、となりと仲良くするしかない・・・それでいいはずなのに。


9・9
京都の修学旅行が中止になりましたが、
県内で一泊する旅行を計画しています。
でも、コロナで大騒ぎ。
騒いでいるのは学校のトップ。

学年会に乱入して、心無い言葉を吐き、
学年職員を絶句させた。

市教委から来る管理職は、どうしてこうも、
先生たちや子どもたちの心がわからないのだろう。
マスコミに取り上げられる怖さや
後始末の大変さを知っているせいか、
保護者に反対されたらどうしようとか、
保護者にどう説明したら、何かあった時にも
問題にならないか・・・・そんなことばかり、
頭にあるのだろう。
かわいそうと言えばかわいそうだが、
それに振り回される教員たちが、暴言に傷つくし、
戦意喪失状態になる。

以前の校長さん、そして今の教頭さん、・・・
柔らかくて、人当たりがよくて、
責めない人たちだっただけに、今、みんな目が点になる。

学年の先生で、心をやられそうな人たちが
出てきそうで、とても心配です。
いざとなったら、パワハラを訴えないとわからないね、きっと。


9・7
第一次・第二次世界大戦に入る前に、
必ず、私は討論の授業をする。
それが、お決まりになっている。

以前、20年前くらいか、
ゴーマニズム宣言が流行し、
大東亜戦争を肯定し、朝鮮を敵視、
北朝鮮の金正日を殺した方がいい・・・なんて
その風潮にどっぷりと染まる中学生もいた。
成績がいい子ほど、そうだった。

日本の戦争は防衛戦争だったとか、
色々な虐殺事件の記録はでっち上げだとか、
大東亜共栄圏はアジアの人々に感謝されたとか、
そうした一つ一つの論に、
反証していくことは、学問上は必要だけれど、
子どもたちにしてみると、
反証の方が、言い訳じみて聞こえてしまう可能性が十分ある。

それよりも、戦争の授業に入る前に、
助走として、準備として、・・・・
色々な論理があることを知って、
揺さぶられることが必要だと考えるようになった。

証言をしてくれる被爆者や沖縄戦体験者や
東京大空襲の証言、ホロコーストの証言を
ウソだと言って、・・・・
大人になって初めて否定するような論調に接して
あっさり、信じては困ると思う。

私の説明が勝ったかどうか・・・
そういう勝負ではなくて、証言をしてくれた人々の
人生を否定することになってしまう。
それほど不遜なことは無いと思うから。

そのために、討論する。
中学生だと、知っていることを、
張り切ってしゃべってくれる子がいる。
その子たちは、みんなを刺激してくれる。
弁が立つし、反論しにくいので、みんな黙ってしまう・・・。
だけど、自分はどう考えるのか?
そうやって揺さぶられることによって、
自分の考えが、独自のものになっていくと思う。

だから、よく知っていて、よく意見を言ってくれる
ちょっと大人びた子たちは、私にとっては助っ人です。。
そして、私は、彼らを擁護して、多数派を挑発して、
揺さぶる・・・
揺さぶられるほど、子どもたちは考えるから・・・。


9・6
夏休みは、スーパーと家の行き来のみ。
ちょうどいいからと、ずっと家事と仕事に明け暮れましたが、
一番大変だったのは、パワーポイント作りでした。
約1か月かけて、第一次大戦から第二次大戦まで5本。
画像をどれを選ぶか、
クイズなどの問題やら流れを立体的にするため、
アイディアをしぼったのですが、
そのクイズにするためにも、
根拠となる資料を検索したり、本を読み直したり、
戦争のパワーポイントなので、
画像にどれを選ぶか、相当検索しまくりましたし、
本を全部引っ張り出して、どの写真を使うか、
最低限、骨格に迫る大事な写真を選ぶのが、
時間もかかり、大変でした。

全部で、5本。
私にしてみれば、人間の歴史「現代篇」の
紙芝居を作っている感じでした。
楽しいけれど、時間もかかり、頭も使い、
本も出しまくって、惨憺たる部屋の状況でした。

でも、作成したおかげで、休校になろうが、
学校閉鎖になろうが、どんと来い!という心づもりができました。
この状況下で、なんとかできることをと、
すごくがんばった思いがします。

そのために、
この、原稿は、全く書けませんでした。ごめんなさい。


人間の歴史の授業を創る会

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〒340-0802
埼玉県八潮市
    鶴ヶ曽根824-7
       川上泉 方

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