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今週の「アイ love 授業」……中学生の愉快な日常です

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  2012年度3年生
(2012・5月~2013・3月
       2013年度1年生(2013・4月~2014・3月)
      2014年度2年生(2014・4月~2015・3月)
      2015年度3年生(2015・4月~2016・3月)
      2016年度1年生・1学期2学期3学期
      2017年度2年生・1学期2学期3学期
      2018年度3年生・1学期2学期3学期
      2019年度1年生・1学期2学期3学期
      2020年度2年生・1学期

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2020 ・1学期

Jun


6・26
休校中の授業が足りない・・・
そこで考えました。
授業中に解説。
「社会って、説明を聞いて覚える授業だと
思っている人が多いと思うけど、それだけじゃ困るんですね」
「だから、三段階の授業があることを、
 授業のたびに言っていくから、そのつもりでいて」
「まず①「ふ~ん」でいい授業、これは、
 説明を聞いて、覚える授業でOK」
「たとえば、伊藤博文が中心で明治憲法を作った・・・そういう説明の授業」
「次に、②「そうか~」とわかってほしい授業、これは、
 原因や説明を聞いて、納得をしてほしい授業」
「たとえば、人種差別の授業をしているけど、
 なぜ人種差別が残っているのか、それは、
 奴隷制度と奴隷貿易にある、それを詳しく説明を聞いて
 そうかと納得してほしいのね」
「③「よ~~~くわかった!」つまり、その時代やその国や
 その状況に置かれた人々の気持ちに共感して、
 想像できるっていうとこまで行ってほしい授業」
「たとえば、原爆について知っているだけじゃなくて、
 被爆者の方の気持ちが少しでもわかって、核を
 二度と使わないようにしたいと願うようになってほしい」

「人種差別について、詳しくやっているのも、
 一つは、世界の大きな問題だということ、
 一つは、日本も移民を受け入れるようになったら、
 そういう差別を許しちゃいけないと知っておいてほしいこと
 一つは、人種差別されている黒人がかわいそう・・・
 ではなくて、彼らは誇り高く、音楽や芸術で、
 その苦しみや悲しさや力強さを表現していたし、
 あなたたちの大好きな音楽やスポーツも
 黒人の人々の文化と強く結びついていることを、
 知ってほしいから・・・」と説明しました。

アメリカの、ジャズ、ミュージカル、ポップス、ゴスペル、ヒップホップ
だけでなく、みんなが知っている、
サンバ・・・リオデジャネイロのサンバや、
トリニダードトバゴのスチールパンで演奏されるアンダーザシーも
紹介。ゴスペルはオバマ大統領が歌っている様子を
見てもらいました。
たっぷり勉強した分、
「考えたこと」を家で書いてくる…という宿題を出しました。
今までは授業中に書いてもらっていたけど、
家で、一人でよく考えて、消化してほしいからです。
さて、どんな文章を読ませてもらえるのか、
とても楽しみです。


6・22
給食のようすが大変です。
来週から始まるのですが、マニュアルをB4用紙1枚に細かく書いて
説明しないといけない。
栄養士さんは神経質、市の方でもそうしてくださいと言うことらしい。
盛り付けるのは4人しかやっちゃダメ。
おかわりも、減らすのもダメ。
だから、全員盛り切るように・・・こりゃあプロじゃないと無理?
個別包装の物は、要らない人の分も分けていいけど、
ジャンケンが三密になっちゃダメ。
まず、配膳が、今までのように、配膳当番はダメで、
ビュッフェ方式で、各自が取りに来る。
給食当番も、取りに来てる子も、一切しゃべらない。

その上、手袋が品薄だから、皿をさわる方の手だけを
手袋してください。1回4枚のみ。
配膳中、足りなくなったら増やすのもダメ。
え~~~~~!どうするの?という感じ。

並び方も、廊下にいったん出て、三密を避けて1mは空けて並ぶ。
片付けも同じ。給食中は一切しゃべらない。
・・・・・ああ、給食の配膳が地獄のようになりそうです。
時間はかかるし、お通夜のようで楽しくないし、量の感覚が不安定で、
大量に食べる子は欲求不満になりそう。


とか言っても、休み時間は、みんな三密どころじゃない、
向き合って、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ・・・・たくさんしゃべってるよ。

でも、コロナにかかっても、症状が出るのは、私だけかもしれない。
不安な日々ですが、授業は楽しいです。




6・21
次々と今のアメリカでも驚くべきニュースが続く。
今度は、この言葉が衝撃だった。
今でも、黒人男性は、警察官を警戒しながら
毎日帰るということ。
ネットに出ていた男性の言葉

【母が作ってくれた若い黒人が従うべき暗黙のルール】

①手をポケットに入れてはいけない

②パーカーのフードをかぶってはいけない

③シャツを着ないまま、外に出てはいけない

④一緒にいる相手がたとえ路上であった人でも、どんな人か確認する。

⑤遅い時間まで外で出歩かない

⑥買わないものを触らない

⑦たとえガム一つだったとしても、何かを買ったら
 レシートかレジ袋なしで店を出てはいけない

⑧誰かと言い争いをしているように見せてはいけない

⑨身分証明書なしに外に出てはいけない

⑩タンクトップを着て運転してはいけない

⑪ドゥーラグ(頭に巻く、スカーフのような布)を
 つけたまま運転してはいけない

⑫タンクトップを着て、もしくはドゥーラグを巻いて
 出かけたりしてはいけない

⑬大きな音楽をかけて車に乗ってはいけない

⑭白人の女性をじっと見てはいけない

⑮警察に職務質問されたら、反論してはいけない。
 協力的でありなさい

⑯警察に車を停止させられたら、ダッシュボードに両手を乗せて、
 運転免許証と登録証を出してもいいか聞きなさい

 

この言葉を11歳になるまでにこの写真の男性、
ウェルチさんはお母さんに教わって覚えたと言う。

改めて読むと、フードを被っているだけで、
手をポケットに入れているだけで
疑われてもしょうがないと、考える人生は、
想像を絶する。

屈辱と、あきらめと
その一方で、ポケットに手を入れていても、
フードを被っていても、何もされず、疑われない人々が、
同じ国の同じ国民だということを、
どうやったら、受け入れられるだろう。
その中で、誇りを持ち続けることは、
どんなに困難なことだろう。

この16の教えを子どもたちに伝えたい。
権力を常に感じる暮らしの恐ろしさを。


6・17
「Strange fruits」は、リンチされる黒人の姿を
胸が痛むように歌う歌。
100年近く昔…と思っていたら、
大変なニュース。
アメリカの黒人で木に吊った形で死亡している人が、
このデモの時期に3人くらい見つかり、
自殺なのか、他殺なのかと問題になっているニュースが出てきた。

アメリカにとっては、本当に深く深くえぐるような傷なのだと、
特にアフリカ系の人々にとってみると、
悪夢で、もういい加減にしてほしいし、正義を・・・と感じる傷なのだと、
つくづく感じながら、ニュースを聞いています。

マイケルジャクソンの、幼児虐待疑惑のニュースも
亡くなった後で、胸がしめつけられる情報を得た。
裁判の過程で、性的虐待を訴えた子ども
(難病という言葉がニセだったと後で判明した原告側)の、
証言と合うかどうか、
警察側はマイケルに全裸を強制して、局部も含めた写真を撮ったと聞いた。
その時には、マイケルは白斑に悩み、それを隠していたらしい。
そうしたマスコミ、警察からの
いわれなき差別の中で、どうやって、精神を保って行けたのかと
痛ましく思う。
だからこそ、亡くなった後の「This is it.」の映画で
映画館中の人々が、スタンディングオーべ―ションをしていたのだと思う。
私が見た時も、その時中学三年生だった子たちが見た時も、
日本の映画館でそうだったと言っていました。
私が初めて経験した映画館での、スタンディングオーベ―ションだった。
スターだったからこそ隠して演じていたけれど、
それでも、マイケルはかっこよくて、子どもたちの味方でした。

私は、若い時に、自分が苦しい時、
南アの人々、ウィニーマンデラの毎日に比べたら、
こんなことは何でもない・・・と、
自分を励ましていた。
今はアパルトヘイトは無くなったけれど、
生きていて苦しい社会に暮らしていることは、
黒人の人々にとっては、変わらないと思う。

さて、新しいクラスのみんなは、授業が始まっても、
新しいメンバーで緊張しているのか、
よく話を集中して聞いてくれています。
心できっと聞いてくれていると思っています。



6・15
心に刻みつけるような授業をしたいと、
最近は強く思います。

教科書を読むだけ、意味がわかる・・・だけの内容では
学ぶ意味が無い。

そこで、今は南北アメリカが終わったところで、
人種差別と黒人の人々の音楽について
映像と歌を伝えています。

これは、教材ではない。
私の人生の時々で、黒人の人々の音楽と差別を、
知ってきた歴史そのもの。
だから、他の人ではわかりにくいかもしれない。
でも、その当時の社会情勢をよくうつしていると思う。
最初に見たのは、「アラバマ物語」でした。
テレビで、小学生の時。
そして、高校のころ、風と共に去りぬを見た。

風と共に去りぬは、一昨年アメリカに行った時に、
否定的な扱いでとても驚いた。
私にとっては、スカーレットオハラが、自立していく、
そして男を蹴っ飛ばして行く映画に見えたから、
おしとやかな女性という価値を裏切っていく・・・そういう価値を
強く感じている映画だったので・・・。

今、日本では、風と共に去りぬを否定するアメリカの言論を
憂いている雰囲気もあるようだが、南軍旗を公共の場で
掲げるのはタブーになっているようだと聞いて、
ようやく黒人の人々のわがことの痛みがわかった。
ユダヤ人の人々がヒトラーを是認できないように、
アメリカの黒人の人々にとって、南軍旗や
黒人の人々を奴隷として扱う映画は
ナンセンスなんだし、許せないのだと思う。

さて、昔に戻ってみると、私が学生のころ、
ちょうど晶文社の「奇妙な果実」が出版されたころだった。
ジャズは、黒人の人たちの魂の叫びでした。
だから、ビリーホリデイは有名でした。
今は、ビリーホリデイの映像をユーチューブで見ることができる。
そして、サッチモの「What a wonderfull world!」も有名でした。
サッチモの動画も子どもたちに見せています。
ジャズのスタンダードナンバーで、世界中の人々が好きな曲として。

そしてウエストサイドはジャズとバレエの融合だし、
ウエストサイドを引き継いでマイケルジャクソンはBADの曲の振り付けをしたし、
「Black or White」のモーフィングの映像は、
30年前でも、ひとめで人種は関係ないということを表現しています。

アメリカに行った時、ホームレスの人のほとんどは、
黒人でした。黒人の人々には痛みと悲しみがある。
一方で誇りとリズム感と体に刻まれたビートがある。

そういうことを、私が30年間で感じてきたことを、
濃縮して音楽に乗せて伝えている感じ!

そして、アメリカだけではなく、
スチールパンで演奏されるディズニーの「アンダーザシ―」も
トリニダードトバゴの楽器だし、
サンバのリズムはブラジルの人々のリズムだし、
ヒップホップも、ニューヨークの黒人街のストリートで、
どうしても表現したい若者たちが韻を踏んで歌を作ったのがスタート。

南北アメリカ大陸の、
黒人の人々、アフリカ系の人々の、
エネルギーと誇りと悲しみをどうか感じ取って、想像してほしいなと、
考えています。



6・11

蒸し暑い日が続いていますが、それでも、冷房を付けていても、
窓を開け、マスクをして授業をする日々です。
午前中、クラスの半分で3時間授業、午後もまた半分で3時間授業です。
日本の学生たちは、30人以上いるクラスに慣れ過ぎているせいか
10人ちょっとのクラスで、クラス替えのあとの
初めての授業のせいか、みんな押し黙って、
様子をうかがっているようで、とてもとても静かです。

早くなじみたい気持ちはみんなが持っていますが、
だんごのように遊ぶことは、今はあまりできず・・・

私は合計10回以上同じ授業をすることに・・・
それでも、顔ぶれが違うので、新鮮さはあります。

ちょっと週末に変更して、
来週から全クラスみんなで登校になりました。
これはよかった。部活もそろそろと、始まります。
忙しくなりますし、暑くなるので、
マスクの熱中症で死なないように・・・。





May


5・31
明日から授業が始まります。
でも、二部制。
午前3時間、半分クラス。午後、3時間半分クラス。
とても忙しい。お昼を食べる時間もギリギリです。
でも、会えるのは楽しい。
さて、どんな顔してくるかな?
課題を見せてもらうのですが、
接近するのがだめならどうすべきか?
ちょっと困っています。
給食は2週間後に始まり。
さて、最初の授業は楽しくいきましょうか?
南アメリカの音楽、
タンゴ、サンバ、トリニダーゴトバゴのスチールパンの楽器、
そんな楽しい音楽で始めましょうか?
アボリジニーの美味しんぼのマンガかな?
いろいろ考えて楽しい思いがします。

子どもたちが集まる前に、掲示物を作ったり、
床にワックスを塗ったり・・・・
そういうこじんまりした準備が、なかなか楽しいものでした。
それは、いろいろ思い描きながら、準備するからです。

教室は、ドアを取り払い、風通しを良くしてやります。
でも、明日は32度まで行くらしい。
冷房を付けても、窓を開け放しているのでは、涼しくないはず。
熱中症が心配です。もちろん私自身の・・・、そして子どもたちも。






5・30
ニュースでのコロナの話題はひと段落の様相ですが、
気になるのは、アメリカの人種差別問題。

私の若い頃には、まだ差別が厳しく、
本多勝一氏のレポートで南部を旅したら、
車の前面のガラスが銃撃された・・・
白人の現地の人と車に同乗していただけで・・・と
著書にも書いてありました。

映画でも、「ミシシッピバーニング」も、「マルコムX」もありましたし、
大学のゼミでは社会学の先生が公民権運動の流れを
とうとうと解説してくれていました。
その時はわからず、あとになってようやくわかってきたのですが、・・・。

それと同時に黒人の人々の人権もアップしていっている時期で、
特に、「ブラックイズビューティフル」として、
黒人のモデルが登場し、私はまぶしくて仕方ありませんでした。
このあと、マイケルジョーダンやホイットニーヒユーストンなどの
世界的なスターが出てくるまで、当たり前ではなかったのです。

でも、その勢いやハーレムでの写真集を出した吉田ルイ子さんなど、
差別されるがゆえのブラックパワーを求める活動も感じさせられました。

それから、25年は経っているのです。
そして、一昨年の夏と冬に訪れたアメリカ。
夏には、ニューヨークとワシントンと南部のチャールストンを、
冬にはアトランタとモンゴメリーを。
でも、行く先々で感じたのは、活気のないこと、格差のこと、
あれだけエネルギーに満ちて思い描いてきた・・・アメリカの衰退でした。
人種差別は、表立ってはありませんが、そこそこに、感じました。

帰ってきて、アメリカのニュースを聞く度、格差やホームレスの人々に感じた
胸の痛みを思い出します。
今回のニュースで衝撃的だったことは、私が自転車で回った
ワシントンのホワイトハウスの前が、デモ隊に占拠されていたことや、
アトランタで歩いて回った通りを、デモ隊がいて、
それと関係ない黒人のカップルの乗った車が、
警察に止められてテーダー銃で攻撃されたこと。

一見平和に見えたアメリカの様々な街かどで、
警察に小突かれ、押し倒され、叩かれ、脅される人々を見ると、
私の若かったころに感じた平等を求める勢いは失い、今まで、
ほとんどそのころから変わらない・・・無力感が人々を覆っていたんだなと、
だからこそ、デモが全米に広がっているのだなと痛感します。

黒人の若い男性が、母親から幼児の内から教わる教えが、
ネットで出ていましたが、これも衝撃的でした。
ポケットに手を入れて歩かない、出歩く時はチンピラみたいな服装はしない、・・・・
警察への態度まで7歳くらいまでに教えられて身についたそうです。
身についたという言葉が、アメリカの危険と差別を象徴しています。

ああ、それ以上に胸が痛くなるのは、香港です。
ニュースを聞いていられません。
天安門事件の再来になるのでは・・・と、震える思いで見ています。
怖くて、怖くて、・・・。
文革からの開放、そして経済成長と同時にやっぱり公安の怖さ。

タイムマシンで何百年もあとの平和に行けるなら行きたいと思ってしまいます。

権力を、人々のためだけに使えるようになるのは、いつの時代なのでしょうか?
中国は、古代文明も、様々な文芸や技術や、好きな物がたくさんなのに、
どうして政治はうまくいかないのか?
周恩来氏のような柔軟な人は出てこないのでしょうか?



5・29
今週一週間は、子どもたちは5分の面談2回。
来週から分散登校が本格的に始まります。
午前3時間、午後3時間、
2つのグループに分かれて。

子どもたちと5分ずつ2日間話をしましたが、
すごく意外だったのは、不安が無い、心配がないという子が大半。
授業や新しいクラスメートへの不安を訴える子たちがいるかなと思ったら、
こちらの取り越し苦労でした。
生活時間帯を見ると、なんと、10時ごろ寝て7時半ごろ起きる、
或いは9時ごろ寝て4時半ごろ起きて、30分ほど走る、
10時ごろ寝て10時ごろ起きるという子たちもいて、
とにかく夜更かしがほとんどなく、ぐっすり寝て健康的。
部活にも勉強にも追いまくられない生活だったようです。

それでいて、課題はほとんど終わったという屈託のない子たちばかり。
何と優等生でしょう?
でも、ホントかな?

来週会えるのがとても楽しみです。

私自身は、家の中、片付けてないところはどこも無いくらい・・・
要らないものを捨て、こびりついた汚れを落とし、
いつも家事が中途半端しかできない強迫観念を
この1か月半でしたので、気分は落ち着いて、すっきりしていました。
家の小さな庭の植木も、常日頃は手入れできず
伸び放題で、屋根まで届きそうなのを、伐採に次ぐ伐採。
こういうのを植木虐待というそうですが、ごめんなさいです。

2年は古代史から始まりますが、南アメリカの音楽と、
オセアニアのハカと、アボリジニーについての美味しんぼのマンガと
紹介しようかなあと思っています。そうそう、人種差別については、
やっぱり、奇妙な果実から、マイケルジャクソンまでやりたいけれど、
3年の公民で、またやりましょうね。



5・17
少しでも、感染がおさまってきている様子に
ようやく安堵してきています。
でも、学校が始まるのは、最後になりそう・・・。

それにしても、検察庁法改正案について、
とても驚いた。
黒川検事が退職せず、閣議で延長されていたのは、
ニュースで知っていました。
それでも、全くコロナで大騒ぎの中、
また、内閣の人事局で人事を握って…という図式は
変わらず、無力感にニュースを見ないようにしていました。
どうせ、モリかけ、桜問題と
知らんぷりして、通ってしまうのだろうとちょっとした絶望感でした。

でも、この最近のツィッターのフォロワー数に、
とても驚きました。
数だけではなく、芸能人の発言だけではなく、
・・・・これも、今までにない、驚くべき勇気だと思います。
でも、一番驚いたのは、どの人の意見の中にも、芸能人・タレントの
発言の中にも「三権分立」という言葉が、
とても大事にとても頻繁に使われていたことでした。

暗記のために、受験のために、
三権分立の図を散々今まで教えてきましたが、
これだけ、普通の生活の中で、
「三権分立」という言葉が使われるなんて、
誰が想像できたでしょうか?

そのことに、少し胸が熱くなりました。
いくら、誰かが、「三権分立の言葉を教えなくてもいいんじゃないか」と、
思ったとしても、もう、日本人の中には、
ちゃんと残っていたんだ!ちゃんと生きていたんだ!とちょっと感激。

憲法をわざわざあげなかったけれど、
三権分立、基本的人権の尊重は憲法の要です。

ちょっと幸せを感じた。社会科教師として幸せを感じた瞬間でした。
交付金の10万円と言い、人々が、本気で
政治に願えば、変わるんだ!そう達成感を得た瞬間でした。



5・10
山ほどの書庫を整理したりして、
お片付け、整理整頓・・・約1か月。
それくらい、資料を貯めこんでいました。
新聞の切り抜きが山ほど・・・。
東日本大震災の時の物だけではありません。

数十年前のサカキバラ、中学生の衝撃的な殺人事件、
イラク戦争、その時の日本のデモを呼びかける意見広告や、
人質事件、アメリカの同時多発テロの時の衝撃カラー写真。
みんな、宝の持ち腐れになっていました。
しまい込んだガラクタやら、本の数々。
でも、オウ!!授業で使わなくっちゃ!!と思う宝物も数々。

それを整理して、絶対使おうと、今考案中です。
授業でこそ生きてくる様々な教具や資料。
それらが、使って、使って~~と、私を呼んでいる!

早く子どもたちに会いたい。だって、みんな期待しているでしょうから。

若い先生たちは、不安になっているかもしれません。
大丈夫!日本中が自粛をしていたのだし、
大事なところを説明して、わかるように授業をすれば、
子どもたちもがんばりますよ。

学校が無ければ、勉強があれほど嫌だと言っていた子どもたちも、
きっと授業を受けるのを新鮮に感じるでしょう。
私は、図々しくも、全然不安を感じません。
大丈夫、大丈夫。子どもたちも、私たちもこういう時こそ頑張れば大丈夫。



5・7
首都圏は解除されませんね。

それにしても、今までこんなことが無かったことは確か。
今驚いているのが、
同じコロナウィルスに対する各国の対応。
情報化社会、グローバル化なので、
どの国がどんな政策、対応をしているのか、
事細かに、どの国民にとってもよくわかります。

日本についてもそれは言えることで、
だから、他の国の対応と比べてしまいます。
学問は、比べることから始まる・・・と
教わりましたが、(=分類)
いかにも日本の対応が、後手後手なのが、
誰にとっても、国民全体にとっても
よくわかってしまう。

今までは、文化や習慣の違い、
思想の違い・・・が言われて、
どの国の政策がどう違うのかが、比べられました。

でも、感染症対策では、文化や習慣、思想の違いは、全く何にも関係ない。
国民、人々の命をどう救うか・・・については、
政策は一つしかありません。
それが、この2か月で、とてもよくわかってきました。
病院、お医者さん、看護師さん、介護施設・・・
その人たちの、手に余らないようにすれば、人々の命が救われる。
そう、それぞれの国の状況が、刻々と伝えられる中で、
人々が学んでいきました。私も学びました。

これだけ、様々な点を捨象して、いのちを守る政策を
十分とれるかどうかで、国々が比較されることは、
世界に無かったことで、国の姿を、あらわにしてしまいます。
そのことに、私自身、とても驚いています。
政治とは何かということも、つくづく考えさせられています。
社会科を教える教師として・・・・。



5・2
今のところ、医療従事者の犠牲が出ていないことだけ、
ホッとします。でも、亡くなられている方が出ているのは確か。

もう、1か月近くになりますね。
子どもたちと会えなくなって・・・。
新しいクラスなので、まだ、顔合わせもできていない。
どんなクラスになるかさえ、まだ、わからない。
子どもたちもきっと不安でしょう。

毎日やっているのは、家の片づけ。
それに、三度の食事と洗濯、・・・生活の基本ですね。
どうしたら能率よく仕事ができるか。
長年たまった物を整理しています。
とにかくこの10年、探し物が見つからずに、
それだけで精神的に疲れるのが毎日でしたから。

これだけ家の片づけをしていると、
いかに買いこんで、いかに物に埋もれていたかがわかります。
それさえ気づかない毎日でした。
取りためたハードディスクの録画も、少しずつ見ています。
以前は一生見終わらないのではと思っていましたが、
少しは解消されそうです。

授業の準備ができてくると、
子どもたちと授業ができないのが、寂しくなります。
腕が鳴ります。
それにしても、9月新学期制度の導入など、
混乱をさらに極めるような政治家の発言にイライラしていたら、
一般の人々の意見は本当に誠実なものでした。

「まず、今はいのちが大事。それが優先事項。」
「場当り的な発想をして、人気を取ろうとするのは、今までと全然変わっていない。」
「子どもたちがどれだけ混乱するか・・・」

一般の人々の意見の方が冷静で、
教育って、いつも政治に左右されるんだなと、宿命的にあきらめかけていた
私を勇気づけてくれました。

それにしても、授業で子どもたちと
いっしょに勇気を持って歩めるように早くなりたい。




April



4・26
本当は怒りが沸き上がってきます。
BS報道1930を1か月以上、1時間半ずつ、毎日見ていますが、
全て、宣言など出るずっと前に、
検査の拡充、医療関係者の人手不足、医療用具の不足、病床不足・・・
それは、予言されていました。予測されていたことでした。

でもその当時、政府の不正直さに気がついていませんでした。
韓国や台湾が、素早い対応をしていたこともすでに報道されていました。
私たち視聴者は、日本の医療に対する信頼から、
日本もやろうとすればできる・・・そう思っていました。
誰も「日本には検査薬を大量に作る能力は無い、マスクのアプリも作れない、
それに、プライドがあるからまねしたくないし、はっきり言えばできない」
とは、ひとことも言っていませんでした。

正直に、日本はそんなに検査ができない、マスクのアプリもできない、
そう、政府の誰も正直に言いませんでした。

さらに、今翻ってみると、
結局は、オリンピックを延期するかどうか・・・・そのために全てが、
動けなかった、動かなかった・・・・すべての原因がそこにあるように思います。

それを、まだ、だれも、はっきりとは認めていません。
でも、いずれは認めなければならない状況が来るでしょう。

それまでの間に、何人の方が検査を受けずに亡くなり、
ホテルに収容されずに自宅で亡くなり、
医療従事者が感染し、もしかしたら、医療従事者が倒れたり、病んだりして、
犠牲になってから、その責任は追及されるのでしょうか?

安倍首相が考えていたことは、オリンピックの成功と、
その成功の上に、支持率を上げて憲法改正に着手することだったのでしょう。
国民のことは考えていなかった・・・それは、後年、後世の人々が、
明らかにすることなのでしょうか?

そうならないために、声を上げたい、そう思います。
自宅にいる、みんなが努力すればいいという放送を聞く、
政府の政策を期待せずに、・・・。
これは絶望的です。無力感がたまらない。
自宅にいることだけで、医療従事者の人々が犠牲になっていくのを、
テレビの画面で見ているだけでは耐えられません。



4・25
NHKで欲望の資本主義という番組の終わりのところ、
偶然見ました。
コロンビア大学ノーベル経済学賞を受けた
スティグリッツ氏と日本の若い学者との対談でした。
傲慢に聞こえることを十分承知しながら、感想を書くと・・・、
私が考えてきたことと、大して変わらないと思いました。

今まで考えてきたことを集中的に考え、
今の社会はどういう社会なのかということをずっと考え続け、
それを、私の体験として、若い人たちに伝えたいと思いました。
その理由は、若い人たちが、税金を払いたくない、年金をもらえないのでは?
ブラックの状態で働き続け、奨学金を40歳まで返さないといけない・・・・
そう話し続けるのを聞いたからでした。

それに対する答えを書いたのが、右のバナーの「クラスのことは?」コーナーに
文書化した「現代社会が見えるために・・・今、どういう時代に生きているか?
マクロな視点で!」の文書です。

私が20代だったころ、60を過ぎた何人かの尊敬する身近な人たちが、
今後の社会や動きを予測することに、とても驚きました。
その時代や社会の分析も、十分鋭くて、どうしたらああなれるか?と、
憧れたものでした。
決して私が年を取っても、そうはなれないだろうと思っていました。

しかし、年の功とは恐ろしいもので、社会も歴史も見えてくるように、
自分もなっていると断言できます。
それは、いくつも理解できないことや納得できないこと、
それが悔しくて、ある程度覚えていて、
どうしてなのだろうと、しつこく考え続けているせいなのかもしれません。

番組では、若い日本の学者が、憧れた視線を投げて、
とてもプライド高く(発音は日本英語)英語で単純なことを
質問しているのですが、
回答は、訳している言葉を聞く限り、私が考えてきたことと同じでした。

例えば、株主資本主義の害悪・・・・アメリカは見直し始めているのに、
日本はいまだにこの路線!株主が会社を支配し、配当で株主の期待に応える。
他にも、例えば、リブラについて・・・・電子通貨はいいけれど、
facebookのリブラは単に金もうけのことだからダメ!
(私はうさん臭くてザッカ―バーグは疑っています)
だから、暗号通貨はあり得ない・・・と。
会社は、株主のものではなく、経営者、労働者、消費者、社会のもの、コミュニティの物
だという断言。
森永卓郎氏だって、そう言っているではないか・・・と思います。
グローバル化によって、格差が広がった国、世界、社会その問題を解決しなければ、
経済に未来はない・・・・言われなくても当然と思いますし。

アメリカに憧れ、アメリカの資本主義に憧れ、ハーバードやスタンフォードの経営学、
そういうアメリカの高所得・インテリ層への憧れが、今の日本の若いエリート層には
とても深くあるように思いますが、
本当に、そんなに憧れるべき対象なのかなあ?・・・・
例えば箔を付けて帰ってきた竹中平蔵のやっていることを見れば、
インチキなのは明らか。
竹中平蔵氏がやっていることは、国民のためではなくて、自分の利害のため、政商と呼ぶ人もいます。
ハーバード、スタンフォードで学んだという学歴は、
アメリカ資本主義をかじってきたことの証しであり、金持ちになるための切符、
資本主義の大企業・人脈作りのためのパスポートなのではないかと
最近では疑っています。

森永卓郎氏は、金融村という表現をしました。
そういう人たちの肩書は、卒業後、まず、日本の銀行に入ってお金の流れをつかんだ後、
コンサルタントやら、起業をして・・・アメリカ資本とつながっていく。
そういうことを調べてみるとおもしろいです。

今の経済学や哲学が、本当に人類のために、存在しているのか?
とても疑っています。ありがたがる必要はありません。

よく見て、どうやって社会が動いているか、
何が動いている原動力か、それを見ていけば、わかるようになるのだと思います。



4・19
今日はいい天気でした。
人間社会では大騒ぎなのに、
そういう時に、漢詩を思い出しますね。
国破れて山河在り・・・・。
人類がどうあろうと、春は来て、花が咲き
新緑が美しい。胸にしみます。

我が家は家族がみな、家に待機。
私にとってみると、私が作る夕食を
全員が食べる毎日の日々は、何年ぶりだろう。
毎日深夜近くに帰る娘たちを、
帰ってくるのか、大丈夫かと、
1時近くまで待つ日々。
それに比べたら、平和な日々です。

医療関係者の方も、
春の匂いを感じられてるでしょうか?
ぜひ、そうやって、風や香りや、青空が
気持ちを慰めてくれますように。
少しでも皆様眠れますように・・・・。




4・14
アメリカに一昨年の夏と冬に旅しました。
その時の印象が、あまりに強くて、
今のコロナに襲われるアメリカと重なります。

私にとっても、アメリカは憧れの国でした。
今から40年前、メキシコに行くために通過したアメリカ。
でも、ニューオリンズでは、路面電車の運転手さんが
とても親切で、アメリカの国民性をとても暖かく感じました。
ニューオリンズの空港で、流しのタクシーに
怖くて怖くて乗ったのに、黒人の運転手さんも
とても親切で、優しかったです。

その後も、公民権運動、音楽、ミュージカル
少数意見を大事にする国、レノンのイマジンの国、
様々な憧れをたくさん詰め込んだアメリカのはずでしたが、
一昨年旅した時の、不自由さ。
特にクリスマスに旅した時の南部アトランタの感じた格差。
それが、とても寂しく、とてもやるせなさを感じたので、
今回のコロナがぼう大な犠牲者を生み出すことも予測できました。

つまり、一般大衆には冷たい社会になり果てていたのです。
友人にあてたその時の感想にも書きましたが、
普通の人が食べる物、普通の人が過ごす場所、それが、貧弱なのです。

とにかく野菜が無い、ハンバーガーにもレタスもトマトも玉ねぎもつけず、
付けるのは、つけたい放題のケチャップとマスタードとチーズ、それにコーラ。
南部は典型的でした。
ニューヨークや東海岸は、確かに野菜を食べていたけれど、
サラダが高い高い、バケツぐらいのサラダが1200円。
エノキも生でサラダで食べて食中毒と言っていたでしょう?

だから、黒人層やヒスパニック層が、高血圧、糖尿病になるのは、必然なのです。
だからこそ、コロナでの犠牲者は、貧困層に蔓延するのです。

それに、クリスマスでも、アトランタの中心部には、
人っ子一人もいないと思ったら、公園でホームレスの人が、30人ぐらいいました。
開いているのはスーパーのみ。そこで売っているのは、
ドーナツとか、おやつ・・・・主食にはならない。
本当に食べる物が無くて、困りました。

そして、公共交通機関が無い。
どんなにお金が無くても、車はおんぼろでも持っている。
それが、ホームレスとの違い。
一番貧しくなると、家を追い出され、車も持てない、
すると、働くことさえできなくなります。
ホームレスの人々は、ほとんど黒人層で、
私が市内一周の路面電車で見ていたら、
ボランティアの人々から、食べ物やマフラーをもらっていました。

公民権運動の頃の、
ウーマンリブの頃の、
誇り高い黒人の人々は、どこに行ったのかと・・・
本当にビックリしました。

コロナで思いますが、
人類の敵は、やっぱり富の偏在、格差なんですね。
日本も、格差が広がる力を、
コロナは、押さえようとするのではないでしょうか。
格差が広がれば広がるほど、犠牲者が多くなっていきます。
地球上でも・・・・。


4・13
家に閉じこもっています。
いよいよ大変になってきました。
東日本大震災の時には、見たことのない景色でしたが、
それ以上、世界がこんなに巻き込まれるなんて、
誰が想像できたでしょうか?

でも、通勤せずに家の中にいると
まるでシェルターのように気分は落ち着きます。
それは、娘たち二人も、自宅待機で、しかも成人なので、
あまり心配する必要が無いためでしょう。

小さいお子さんを抱えているご家庭や、高齢者・病人を抱えているご家庭は
どんなに不安か、・・・・想像します。

この間、始業式がわりに8日、連絡日ということで、
子どもたちに8時30分登校、9時15分帰り・・。
45分でも会えました。

そうしたら、とてもうれしいこと。
私にしては、初めてでした。
クラス替えの発表をしたら、前回書いた
ハグしそうになった男の子が、
まず、発表前に、
「お金払ってもいいから、クラス替えしたくない」
と叫んでました。
すごい表現じゃないですか?そんなに楽しかったの?

そして、いよいよクラスと担任を、教室で発表。
いままで、こんなことはしたこともないけど、・・・・
同じ男の子が、「え~~うれしい、また先生なんだ!」
他の子たちも、私が担任の子たちは、自慢しています。

えっ?そんなに好かれていたの?
きっと、2週間会えなかったせいでしょうね。
人恋しかったんでしょう。
最後のひとこと「もう、このクラスは今度会う時は
無いけど、新しいクラスで友達を作って、
自分のクラスが一番いいクラスだと、絶対卒業する時には、
みんな自慢しているよ。それが三年生だから。
だから、今年の6月ごろは、前のクラスが懐かしくて、
今のクラス嫌だと愚痴る人もいるけど、
新しいクラスに慣れて、楽しい雰囲気を作っていくのが、
みんなの仕事だからね~~、じゃあ、がんばろうね、さようなら」でした。




4・7
感染爆発が、いよいよ始まりそうです。
春休みの始まり、3月26日に終業式を放送で、して、
すぐに帰りましたが、始業式は、2年生なので、
本当は、クラス替え、担任発表のどきどきのチャンスだったのに。
明日、単なる連絡日ということになり、
それでも、クラス発表、新担任のあいさつや机移動は無し。
教科書を持ち帰るだけの30分の時間になりました。

前回26日の時には、「先生~~~!」と、
クラス一明るい男子が、手を広げて、もう少しで
ハグしてくれそうになり、ダメダメ、1mと、ツンデレの担任。

しばらくぶりで会って、とても楽しそう、うれしそうにしていたのに、
もう、新しいクラスになってしまいます。
しかもメンバーとの顔合わせは5月?6月?

沈静化するのでしょうか?

何より怖いのは、自分がかかって、人にうつしてしまうこと。
教皇をきたしてしまいそうになるくらい怖いです。
しかも、子どもたちにうつしてしまったら、取り返しがつかない感じ。

はやく収まってほしいけれど、どうなるでしょうか?

ちょっと壁紙を変えてみました。気分を変えて。



人間の歴史の授業を創る会

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