《糸紡ぎの授業をして》
この会を知って、合宿研に参加して、
まず飛びついたのは「綿から糸を紡ぐ」ことです。
会を知る前も産業革命では糸をつくっていたのですが、
それは、脱脂綿から糸を手でよりをかけるという単純なものでした。
それでも、生徒たちは夢中になって糸をつくっていました。
ところが、この会に参加して、
本物の綿から紡錘車を使って糸をつくるのをみて、「これ!!!っ」と。
会の方がまるで手品のように、1.5p〜2pの綿の塊から
スルスルスルスルスル〜ッと細い糸を作り出すんです。
自分がやってみると…ブチブチに切れるは、ぶっとくなるは…。
紡錘車の見本を1ついただいて、自宅で生徒分つくり、糸をつくる練習をし…。
そして、糸紡ぎの授業。やってみました。
私が糸をつむぐと…生徒たち「おーっ!!」と歓声。
自分たちもすぐに紡げると思いきや…悪戦苦闘(笑)。
もくもくと糸紡ぎに熱中し始め、次第に上手に紡げる子が出てくる。
この時は本当にテストの点なんて当然関係なく、「○○すごい!!」と、
日ごろ目だたない子が脚光を浴びたりする。
生徒の感想にも、この糸紡ぎの授業は
必ず印象に残った授業として挙げられます。
「あんなに糸をつくることが大変だったなんて」
「今までは何も思ってなかったけど、布ってあんなにつくるのが大変なんだ」
「なかなかできなかったけど、楽しかった」「昔の人はすごい」などなど…。
今では必ず行う授業です。
『布』というものがいかにすごいものか、自分が実感させられました。
この授業を通して、昔税として布が納められたことや、
産業革命による大量生産が世界を変えたこと、
イギリスがインドを国ごと取っちゃえと考えたこと…
色んなことを自分が感じることができました。
次は、【糸車で糸を紡ぐ】【ミニ織り機で布を織る】を実践したい。
また、練習します。
会の研修に参加すると、細かいコツが教えてもらえて。
本当にありがとうございます。
「アイ love 授業」の読者Iさんから〜5回目 (2013・3)
私が今悩むのは、時間が足りない。
まったくもって、足りないことなんです。
全然足りない!!!私でも。
ほかの教科の時間をもらってでも、授業をしたいと思う。
そんな気持ちになるのはこのサークルのおかげです。
どこをどう削ってやろうか…ということが悩みです。
江戸で、仁を見せ、火打ち石で灯りをつけ、
そんなことしたら、本当に時間がなくて…。
どこをどう削ったらいいですか?それも知りたい。
アヘン戦争では、今年度もやっぱり、いただいた写真を見せ、
けしの実をパラフィン紙に包み、まわしました(笑)。
こどもたち、みんな、のけぞってました。(笑)。
(アヘンの種と言って、けしの実を渡したので、
子どもたちは、本気で麻薬だと思い込んで・・・・)
その後、バレンタインもあり、
カカオのことをトピック的に取り上げました。
カカオポッドもたまたま手に入れることができて、
こどもたち「いったい、先生何者??!!」って言われました(笑)。
「本物」が持つ力はやはり、すごいです。
私もそうですが、こどもたちも吸い込まれます。
会からいただいた、等身大のアウストラロピテクスや、
牛の肩甲骨、インパクトあり過ぎなくらいです。
そして、2年生が、等身大のアウストラロピテクスを
私がもっているのを見て、「あ、ルーシーちゃんなつかしぃ!」って。
**質問なのですが。
江戸時代の授業で、行燈を使ったり、菜種をつぶして油をみたり、
人々の生活のことで楽しい授業をされていたと聞きました。
庶民の生活を実感できるような授業、私でもできますか?
そして、江戸時代の改革の授業とかは、私はうまくできません。
吉宗とか、松平とか…いつも説明ばかりになって…。
ここ最近は、そんなのいっかと、開き直ってプリントで
さっさと済ませたり…しています。
が、そんなのはだめでしょうか?
私は教師という仕事が私にとって向いているとは,
まだまだ思えない場面がたくさんあります。
特に、教科や生徒指導はそうです。
教科ではとにかく、いろんなことを細かく知って,
知識が本当に豊富な先生方が沢山おられて、・・・・・
でも、この会を知って、
本当に、自分が授業が楽しいと思えるようになってきました。
それまでも、それなりには楽しく、子どもも楽しくしていたと思いますが、
会に参加するようになって、変わってきたと思います。
話は変わりますが…。
先週、奈良・京都・大阪へ修学旅行へ行きました。
これまで、会のフィールドワークや学習会でも、
糸や織物はよくレポートがあった影響だと思いますが、
私は、法隆寺に展示されていた布に目が留まりました。
1点はきれいな織物で、もう1点は「調布」と書かれていました。
「調布」の方は目も粗く、白いものでした。
当時の税として集められたものでしょうか?
どんな人がどんなふうに織っていたのだろう…など、
瞬間、空想の世界に入ってしまいました。
今回の修学旅行でも、会で経験したことを
生かすことができたなあ・・・なんて、自分では思っています。
「株式の授業」また、今度アップされるのを楽しみにしています。
最初は、年に1度、合宿で学習できるのが楽しみでした。
でも、会員になると、会報が送られて、
それがとても待ち遠しくて、楽しみになっています。
合宿やフィールドワークに参加すると、その時にお会いすることが
できた方々のレポートが送られてくるので、楽しみが何倍にもなります。
そして、こうやって、HPがあると、
またリアルタイムにより近くなるので、
本当に、地方に住む私には嬉しいったら!!
どんなふうに授業が進んでいるか、クラスが進んでいるか、
様子が伝わり、嬉しいです。
合宿研しか参加できないので、
日々のことが分かることが本当に助かります。
教材や授業の話題はもちろんですが、
私としては土日などの過ごし方とかも、すごく興味あります。(笑)
以前の野麦峠のフィールドワークに参加したときに、
「あゝ野麦峠」のビデオを会から手に入れました。
その映画「野麦峠」は半年ほど前、
知人の社会科教員の中で話題に上がりました。
「今はどこ行ってもないよね」
「どこ検索してもないんですよね。でも、私、ビデオ持ってます」
「すごい!!」
その時、「でも、なんで、今、全く表に出ないの??あんな名作なのに・・・」
ってことが話題になりました。
お返事・・・
読みました。
とても張り合いがあります。ありがたいです。
野麦峠は、たぶん著作権の問題があり、…だと思います。
感想を頂けると嬉しいです。楽しみにします。
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